Natural Design(ナチュラルデザイン) ナチュラルデザインの住まいづくり

①住まいをつくるにあたって何を重視しますか

①住まいをつくるにあたって何を重視しますか

コスト、部屋数、面積、デザイン、収納量、断熱、光熱費、眺望、採光…、考えてみると住まいには、これらの多くの要素があります。 そんな中、限られた予算で、優先順位をつけて理想の住まいを手にするということは、とても難しいことかもしれません。 そこで、まず始めにこんなことを考えてみてください。

[家族のコンセプト]
1. 誰と暮らしますか?
2. どんな生活を考えていますか?
3. 自分や家族、そこで暮らす大切な人達の将来にどんなイメージを持っていますか?

住まいづくりを進めていく中で、コストの制約により諦めなければならないものもあると思います。性能などは情報が多すぎて、何が正しいのか分からないと思います。 デザインに目うつりしてしまうこともあるでしょう。しかし、これらに、適切に優先順位をつけて、家族の大切な器である住まいをつくり上げるには、いつも立ち戻ることが出来る場所「家族のコンセプト」がとても強い味方になってくれます。

是非、こういったことを、最初に書き留めてみてください。

・将来のかたち ・家族のかたち

「家族のかたち」「将来のかたち」を考える上で、間取りはとても大切な要素です。例えば、お子さんがリビングを介さずに部屋へ行けてしまう家、必ずリビングを通らなければならない家、これは子育ての方針や家族のあり方そのものですが、間取りの段階で考えなければならないことの一つです。間取り一つで「家族や将来のかたち」が変わってしまうかもしれないのです。

設計事務所や工務店、ハウスメーカー等、どんな人に頼んでもまず、間取りから取りかかることが一般的だと思います。そんなときは、まず始めに「家族のコンセプト」を全て伝えてみてください。そして、納得のいく間取りかどうか、この設計士はどこまで親身に自分達の「家族のコンセプト」に対して向き合ってくれているかなどを考えてみるのもいいと思います。

■ナチュラルデザインの間取り例
(家族のかたちにあわせた変性のある間取りの例:約30坪)

ナチュラルデザインの間取り例

性能、コスト、デザイン 家の仕様はバランスで決まる

■性能、コスト、デザインのバランスで家の仕様が決まる。

家の仕様は、性能・コスト・デザインの三要素で決まります。例えば、断熱材を厚くすれば、家の断熱性能は向上しますが、コストは増大してしまいます。しかし、暖房や冷房にかかる光熱費は節約されるので、数年後には、その初期費用が回収できるかもしれません。また、窓を大きくすれば家の断熱性能は落ちますが、眺望や採光など、希望する家の雰囲気をつくることが出来るかもしれません。
これらのバランスを考えたときに、皆さんが判断に困る最も大きな理由は、判断に必要な情報が足りないということです。 眺望を確保する為に窓を大きくした場合、どのくらい断熱性能が落ちてしまうのか、またそれに対する方法はどんな方法があるのかなどが分からなければ判断が出来なくて当然です。
本来、設計士にはこういった情報をお客様へ正確に伝えて、専門家としての見解をお伝えすることが必要とされています。 逆に言えば、こういった場合に明確に回答が出来ないような建築士や工務店、ハウスメーカーでは、大切な住まいを任せることは難しいと判断せざるを得ないかもしれません。判断が必要なときには、設計士に説明を求めて必要な情報を集め、「家族のコンセプト」に照らした上で、納得の判断をして欲しいと思います。
そうすれば、きっと理想の住まいが手に入るのではないかと思います。

■必要なデザインにこそ、コストをかけましょう。
 デザインの費用対効果。

ナチュラルデザインでは、デザインにも「費用対効果」があると考えています。
一般に「建築家」や「デザイナー」と呼ばれる設計者が設計した建物では、とても必要のないと思われるところまで、高価なデザイン要素や素材を設置している例が多々あります。当然、建物全体にかけられるコストは限りがあるので、そういったデザインにかかったコストのしわ寄せは、性能面や機能面にあらわれることになります。一般の方では、そのデザインにどのくらいの金額がかかっているのかなどは、分からないことが多いので、それに対する判断は難しいと思います。しかし、逆にその金額が分かれば、「そのコストを性能面に廻して欲しい、節約したい」と思える部分もありうるのです。こういったことはきちんと設計士から適切な説明がなされるべきなのですが、必ずしもそれが行われていないことも多いのです。
ナチュラルデザインでは適切なコスト配分とデザインを考えて、それをご納得して頂くということが大切だと考えています。

②愛着がわく家にするために、必要なこと。

②愛着がわく家にするために、必要なこと。

使いやすい+すごしやすい=長く使える→愛着のある家

「使いやすい」ということは、機能がキチンと満たされていること 家族のかたちにあわせて丁寧に設計して初めて可能になります。

■使いやすいものは、いつまでも使いたいもの

使い心地の良い腕時計、着心地の良いワンピース。そしてデザインが気に入ればいつまでも使いたいと思うのではないでしょうか。ナチュラルデザインでは、家も同様だと考えています。デザインだけが素晴らしくても、使いづらいもの。汚れやすい仕上げなどは、長い年月を考えると、とても愛着がわく家にはならないと考えています。使いやすい間取り、機能的な設備、メンテナンスのしやすい仕上げ、そして素敵なデザイン。愛着のわく家とはこういうものではないでしょうか。

■長年の味と汚れは違う。

自然素材を良いかたちで使えば、経年の何ともいえない味が出てきます。そして、それは愛着となり、少しづつ建物が本当の意味で自分の「家」となっていく、かけがえのない瞬間だと思います。
ナチュラルデザインでは、長い間、愛着を重ねて使い続けて頂ける家をつくりたいと思います。その為に、建物に本来求められる性能、機能を損なうことがない、しっかりとしたデザインを提供していきたいと考えています。

「すごしやすい」ということは、健康でいられるということ 性能がキチンと満たされて初めて、家族が健康でいられます。

■住宅の温熱環境

「冷えは万病のもと」と昔から言われるように、体が冷えると血行が悪くなり様々な病気の原因となってしまいます。
冬の寒い時期に「炬燵以外の場所では寒い」という環境の家では、室内の温度差が大きすぎて、体調を崩しやすくなってしまいます。住宅の暖房方式には様々なものがありますが、基本的には出来るだけ、室内の温度差をなくして、体が温度差のストレスを感じずに生活できる温熱環境をつくることが大切であると考えています。

■ヒートショックの危険性

ヒートショックは暖かい部屋から寒い部屋に移った際に、その温度差により、血圧が急激に変化することで起こる循環器系の障害で、その多くが入浴中に起こっていると言われています。
(財)東京都老人総合研究所の調査によると、平成25年のヒートショックによる死亡者の数は17,000人でその殆どが老人であり、交通事故の4611人を大きく上回っています。
ヒートショックを防ぐ為には、浴室を含めた家全体の温度差をなくし、血圧の変化を少なくすることが最も効果的なのです。
ナチュラルデザインでは、家全体の断熱性能を向上させながら、浴室にも暖房器具を設置することをお勧めしています。北欧諸国では浴室に床暖房やパネルヒーター、浴室暖房機などの暖房器具を設置することが一般的ですが、日本ではまだまだ普及が進んでいないというのが実情です。

■断熱の考え方

建物の断熱性能を向上させれば、建物の熱は逃げにくく、室内の温度差は少なくなり、光熱費を節約することが出来ます。

ナチュラルデザインは、「断熱」というものを考える上で、一つの基準として「次世代省エネ基準以上」の断熱性能をお勧めしています。

「次世代省エネ基準」とは、国土交通省が発表している住宅の断熱及び気密の性能の基準で、寒冷地の欧州の基準と同レベルの値が設定されています。これをもとに、断熱材の種類や厚さを決定することで、健康的で環境負荷の少ない「家」をつくることが可能となります。

「すごしやすい」ということは、健康でいられるということ 性能がキチンと満たされて初めて、家族が健康でいられます。

健康的な自然素材は、家族の憩いの場をつくり、愛着ある住まいをかたち作ります。

■建材自体に有害物質がなく、健康に住まうことが出来る家

ナチュラルデザインでは、様々なスタイルの建物をご提案することが出来ますが、その中でも特に「自然素材」を積極的に使用することをお勧めしています。自然素材は、もともと化学物質を含まない素材ので、「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」といった、住環境におって引き起こされる多くの病気を防ぐ効果があります。特に最近の住宅は気密性が高いため、汚染された空気が室内に溜まりやすく、最初から汚染物質を放出しない「自然素材」が望ましいのです。

■フィトンチッドをご存じですか

森林浴をすると、とてもリラックスした良い気分になることができます。これは樹木から発生する芳香成分(フィトンチッド)の働きによるものだといわれており、木材にも含まれているものです。
木の家が「何だか気持ちが良い」と感じるのは、この働きが大きいのです。
また、フィトンチッドには、抗菌効果や消臭効果があることも報告されており、清潔な住空間をつくることにもとても適しているのです。

■木材の視覚、触覚による「癒し効果」

木材に囲まれると「何だか落ち着いた気分」になるという経験は誰しもしたことがあると思いますが、こういった木材の癒し効果が科学的に実証されつつあるということをご存知ですか?
林野庁の森林総合研究所 宮崎良文博士らの研究によると、「緊張緩和」「作業能率」「疲労回復」など複数の項目で、木材の視覚、触覚による「癒し効果」が確認されています。木材は、人間にとっての最上の「癒し素材」でもあり、使えば使うほど愛着のわく、優秀な材料であるということがいえると思います。

③住まいをつくる上でのコストの考え方

③住まいをつくる上でのコストの考え方

コストは2種類。イニシャルコストとランニングコスト

住宅のコストには、イニシャルコスト(初期費用)とランニングコスト(維持費用)の2種類があります。多くの住宅建設の場合は、予算内に建設コストを抑える為にイニシャルコストを圧縮した計画を提案されることが多いと思います。 その際、適切に費用対効果の説明がなされているかというとそれは疑問です。一般的な耐用年数を持つ「設備」や「建材」であれば問題がないのですが、ランニングコストが想像以上に多く発生する部分については、設計者や工務店、ハウスメーカーに確認しておくことをお勧めいたします。身近な例では、「畳」なども仕様により長期間の使用に耐えられるものもあれば、すぐにささくれてしまうものもあり、すぐにメンテナンスが必要となっては、逆に費用がかかってしまいます。また、省エネ設備についても同様で、多くの製品は、それが約何年で費用回収が可能なのかは示していないのが実情です。太陽光発電などについても、イニシャルコストに加えて日照時間のリスク、売電単価の変動リスク、設置にあたって発生する構造の追加費用、交換時の防水工事費用など、全てを検討しないことには、導入できないはずだと思います。
お客様にとっては、そういったことについても、真摯に回答してもらえる家づくりのパートナーを選ぶことが、納得の住まいを手に入れる為にとても重要なことであると考えています。

適正な建設コスト
            価格の透明性

建物は、少し考えただけでも基礎、構造、仕上げ、設備、外構など、とても複雑なものです。そして提示された価格が、その建物にとって適正な価格かどうかということは、一般の方には判断が難しく「良く分からない」というのが実情だと思います。工務店による設計施工や、ハウスメーカーに住宅を依頼する場合は、見積りに対して、査定をする専門家がお客様側にいないので「もう少し安くならないか」という相談をすることくらいしかできないのです。
ナチュラルデザインでは、お客様の要望を盛り込んだ設計図が出来た段階で、数社の工務店に見積もり依頼を行う「競争入札方式」を採用しています。こうした段階を踏むことで、競争原理によるコストダウンと、各社の比較による適正な建設コストを判断することが可能になります。

④選ぶ愉しみ、造る喜び

④選ぶ愉しみ、造る喜び

安価であっても良い材料、高級感のある材料があります。

■素材は使い方次第

値段の高い材料が、必ずしも良い空間を作れるとは限らないのがデザインだとナチュラルデザインは考えています。とても高級な材料なのに、目地の幅や色を間違っただけで一瞬にして台無しになってしまったり、一般的な壁材でも、床や巾木の色や質感との相性でで、とたんに高級感のある部屋が出来てしまう。など、デザインはとても面白く、同時に怖いものでもあります。建材や納まりに関する豊富な知識と経験があれば、安価であっても実に味わい深く、良い空間を作れる材料は数多くあるのです。

決められた仕様から選ぶだけの「家づくり」には限界があります。

■「どれでもお選び頂けます」は無責任

ハウスメーカーや工務店の設計施工では、その標準仕様の中から、お客様が自由に仕上げ材を選べるシステムをとっているものが殆どです。いっけんすると親切なこのシステムですが、一度も住宅をデザインしたことがない素人のお客様が適切に材料や色を「選ぶ」ことが出来るでしょうか。また、決められた仕様からの選定のみで、「理想の家」が出来るかどうかも疑問です。
ナチュラルデザインでは、お客様から伺った、イメージや希望に沿ったコーディネートをご提案させて頂き、そこからさらに打合せを重ねて、材料を選定していくというプロセスをとっています。専門家としてご提案させて頂いたコーディネートをお客様にご確認頂いた上で、そこから一緒に「選ぶ愉しみ」「造る喜び」を感じながら理想の家を作っていきたいと考えております。

⑤日本人として和室をつくるなら。「和室」と「畳敷きの部屋」の違い

⑤日本人として和室をつくるなら。「和室」と「畳敷きの部屋」の違い

安価であっても良い材料、高級感のある材料があります。

■歴史に培われた「美の法則」

歴史に培われた「美の法則」

書院造りから始まる日本の和室には、歴史に培われた、「美の法則」があります。
部屋の格式や大きさに合った材料、取り合い、建具の種類、畳の敷き方から、天井の作り方まで、無数にルールがあります。 一見すると、堅苦しいですが、これらを守った上で、きちんとデザインされた和室には、何とも言えない雰囲気があります。
最近は、和室を希望されるお客様が減ってきてはいますが、和室をつくられるなら、「単に畳が敷かれたモダン和室」もいいですが、「雰囲気」のある和室らしいの和室も検討してみてはいかがでしょうか。

お気軽にご相談ください!!

03-6908-3724