①入居者が「掘り出しもの」と思える物件を目指す。

「この立地で、この間取り、デザインも良いし、家賃も何とか想定の範囲内…、かなり探してやっと見つけることが出来たの…、探し続けて良かった」と思える物件が一体どれくらいあるでしょうか。「間取りや採光は良いけど、防音が悪い、収納が少ないなど」殆どのケースにおいて、入居者の方々は相当の妥協を強いられているのが実情だと思います。そんな中で、多くの入居者の方に「掘り出しもの」と思ってもらえる物件とは、どのような物件でしょうか。何かの項目が突出して良い物件や大手ハウスメーカーなどの画一的なものではなく、「間取りの使いやすさ、機能性、性能、設備仕様、デザイン」など、多くの項目が納得のいくレベルにきちんと達していて、さらに物件ごとの個性や強みがあるというものが理想であると考えます。

入居を検討されている方々に「ここまで、多くの条件が合う物件は他にない。掘り出し物に巡り合えた。」と思わせる。そういう視点を私達はとても大切にしています。

②東京中のマンションについて、自分達の足と目で調査

どんなに忙しくても、私達が怠らないようにしていることがあります。それは、毎週1日、多いときはそれ以上、自分達の足と目で東京中のマンションやその他の物件を調査するということです。こういった地道な作業の中でしか見えてこないことがあり、それは良い例だけでなく、悪い例についても知る機会になります。また、最近のマンションの傾向を知ることも出来ますし、どういった物件に空きが多いのか、または満室になっているかということも知ることが出来ます。 専門家なのだから当たり前と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、情報誌やインターネットの情報だけに頼らずに、こうした地味な作業を続けている設計会社などは意外と少ないのが現実です。

③費用対効果の高いデザイン 安価な材料も使い方次第

「高級な石貼りなのに立派に見えない」、「古臭いデザインに感じられてしまう」など、そういった建物を目にしたことはありませんか? 反対に「言われなければタイル貼りだとは気付かない、高級な雰囲気」のある建物も目にすることがあります。
これは一つの例に過ぎませんが、同じ素材であっても、貼り方のパターンや目地の幅や色、他の素材とのバランスや形状で見え方が違ってくるのがデザインです。ナチュラルデザインでは、「高級な素材を使えば立派になる」という考え方は持っていません。むしろ、適切な使い方を行えば、安価な材料の方がその場の雰囲気にマッチしているという場合も多いのです。その為には、丁寧にCGなどでシュミレーションを行った上で、最終的にはその素材が実際に使われている建物を訪ねて、「よし、これであれば大丈夫」という確信を持って素材を選定にあたることを心がけています。

CGシュミレーション、参考物件で確認

④性能は自分達の目で確認。

工事中の現場のチェックの際に私達が気をつけていることがあります。一般的には、設計図通りの建材が使われているか、その建材が正しい方法で施工されているかということがチェックされますが、それは「それぞれの建材にはメーカーが記載している数値」があり、正しい施工方法がとられていれば、性能は確保されているだろうという考え方に基づいています。建物は場所や、形状、大きさ、建材の組み合わせなどの複合的な要素で成立しており、ときには予測できない結果を招く可能性も持っています。そこで、私達は専門的な計測器を使用して、最終的に入居者の方の生活空間として問題がないか、ということを数値で確認するようにしています。こうしたチェックを重ねることで建物の性能が確保されるだけでなく、実感を伴った貴重なノウハウとして私達の経験の厚みに繋がっています。

⑤構造安全性に対する想い

建物には「使用する人たちの命を守る」という大切な役割があります。私達は地震国の建物として、構造の安全性には特に力を入れています。設計の段階で建築基準法に定められた基準をクリアすることは当然ですが、それにも増して施工中のチェックが何より大切になってきます。ナチュラルデザインでは、各フロア毎に厳密な構造検査を行っており業界内でもかなり厳しい検査を施工会社へ課しています。これまでの例では、1回の検査において50~80項目近い指摘を行ったこともあり、その全ての指摘項目に対し是正が行わなければ、次の工程へは進めないというプロセスをとっています。 
 「安全な建物をつくる」ということが、最も優先されるべき事項であると私達は考えております。

配筋検査

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